今日はトラック運転手の拘束時間について記事を書きたいと思います
運送業界はブラック企業のイメージが強いのではないでしょうか?
拘束時間が長く、確かに大変な業界ですが良い面もあると思います
基本的に悪い面が多いので運送業はオススメしませんが、これからトラックに乗りたい人の判断基準の記事になってると思うので、最後までお付き合い下さい
【目次】
運送業界は何故ブラック企業と呼ばれるのか?
運送業界=ブラック業界のイメージが強いと思いますが、基本的には合っています(^_^;)
長時間運転に加え、荷物の積み下ろし、仕事内容に見合っていない給料水準など愚痴を言い出したら切りが無い状況です
荷主は出来るだけ運賃を安く運ばせたいので、仕事が欲しい運送会社は他社より安い金額で請け負ってしまい、結果として安い運賃で運ばざるを得ない僕たちの給料も下がっていく...とうい構図が成り立ってきます
僕の場合、10年前と比べると昔と今では給料はそんなに差がありませんが、拘束時間が明らかに伸びているので、時給に直すと下がっています(T_T)
働いてキャリアが伸びても給料は増えないし、新たなスキルも増えていかないので、転職しようにも結局は違う運送会社でトラックに乗らなければなりません
他の業界からしたら、トラック運転手ってスキルも無いので使えねーって話ですよね
1度トラックに乗ってしまうと他業種に転職が難しくなるので、年を重ねてもキツイ仕事を続けていかねばいけませんね
1日の拘束時間の上限
ここで驚くような話をしたいのですが、普通のサラリーマンの拘束時間の上限は週に40時間ですよね?36協定を結べば時間外労働として更に働くことができます
ですが運転手の1日の拘束時間は原則13時間です!
残業をさせる場合でも最大で16時間までで、15時間を超えるのは週に2回までと決められています。
ですが元の設定の拘束時間が長すぎですよね(^_^;)
うちは会社もこのルールを守っていますが、普通に考えて15時間働くって長すぎじゃないですか?
運転手は荷物の積み降ろしの為の待機時間も拘束時間に入っているので、15時間働き詰めという訳ではありませんが、拘束時間は拘束時間ですからね。
1か月の拘束時間の上限は293時間
そして月単位で見ると、運転手が働ける時間は1か月293時間までです
え!?293時間働くって完全な違法じゃね?って思うかも知れませんが、法律で働かせて良いと定められています笑
正確には1年間で3516時間までの拘束時間できると決まっていて、それを単純に12回で割った数字になりますが、ここまで運転手の拘束時間が長いのは当たり前と言う解釈なんでしょうね
働いてる時間と休憩時間が曖昧
ここまで運転手が拘束時間が長いのは説明してきましたが、そもそも運転手の拘束時間というのは曖昧な部分も多いです
例えば荷物を降ろすための順番待ちで1時間待機時間があったとしたら、スマホでゲームしててもいいし、仮眠もしててもいいし、電話していてもOKです
これって拘束時間と呼べるのでしょうか?
法律的には拘束時間なのですが、運転手の立場からしたら自由時間です
この自由時間があるが故に、運転手も拘束時間と認識してないので、この長時間労働が成り立っていると言えます
製造業の生産ラインなんかで運転手と同じ労働時間を適用したら、あっという間に過労死ラインですよね
基本的に運転手はオススメしない理由
ここまで運転手の拘束時間に触れてきました
確かに他の業種より拘束時間が長いのは事実ですが、自由時間も拘束時間に含まれていることもあり、実際の労働時間よりは少なく感じるのも事実です
僕の場合でも15時間働いたら、1日のうち数時間はトラックは止まっています
しかし荷物の積み降ろしの時間は休憩してませんからね...
実際にスマホいじったり仮眠する時間は1時間あるかないかなので、長時間拘束されているのが当たり前の感覚になっています
荷物の積み降ろしの為の待機時間で、数時間の自由時間があったとしても制服を着て車内にいる以上働いているのと同じです
家族と過ごす時間は確実に他の業種よりは少ないです
毎月300時間近く働いたらそれなりに給料は貰えますが、家族との時間や自分の時間が少なくなることを天秤にかけたら皆さんはどうしますか?
僕はトラック運転手から抜け出すためにブログを書いて収益化したり、資産運用をしているので当然のこと運送業界は辞めたほうがいいと思います
数年先のセミリタイヤという目標があるので運送業界で頑張れていますが、定年まで一生かけて働く業界ではないと考えています
自分の人生の貴重な時間を何に対して使うか、しっかり考えた方がいいと思いますよ...
今日も最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
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